本川俣村(読み)ほんかわまたむら

日本歴史地名大系 「本川俣村」の解説

本川俣村
ほんかわまたむら

[現在地名]羽生市本川俣・きた一―三丁目

利根川南岸の自然堤防上に位置し、旧利根川の流路跡もみられる。古くは西側上流の上川俣村と一村であった。田園簿によると幕府領で、田高二三九石余・畑高五九九石余、ほかに千手せんじゆ院領一〇石があった。国立史料館本元禄郷帳でも幕府領。明和七年(一七七〇)と推定されるが川越藩領となり、文政四年(一八二一)上知(松平藩日記)。同九年には三卿の一家である清水領で(「清水家領知村々社倉仕法請書」酒井家文書)幕末の改革組合取調書でも同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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