本濁(読み)ホンダク

デジタル大辞泉 「本濁」の意味・読み・例文・類語

ほん‐だく【本濁】

連濁による濁音新濁というのに対し、本来の濁音をいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「本濁」の意味・読み・例文・類語

ほん‐だく【本濁】

  1. 〘 名詞 〙 主として字音に現われる濁音のうち複合によって生じた新濁(連濁とも)に対する、本来の濁音。本濁音。
    1. [初出の実例]「声のこえのことに法に四声八声のわけあり。新濁本濁あり」(出典:玉塵抄(1563)一四)

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世界大百科事典(旧版)内の本濁の言及

【連濁】より

…漢語にあっては,新濁とよばれるものにおなじ。漢語のばあいには,本来,濁音であるばあいを本濁とよび,複合によって,もとは清音であったものが濁音になるばあいを新濁とよぶ。たとえば,〈被害〉の〈ガイ(害)〉のガは本濁,〈三階〉の〈ガイ(階)〉のガは新濁である。…

※「本濁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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