朽女(読み)くちおんな

精選版 日本国語大辞典 「朽女」の意味・読み・例文・類語

くち‐おんな‥をんな【朽女】

  1. 〘 名詞 〙 老いぼれた女。またとるにたりない、つまらない女。
    1. [初出の実例]「女の親、さがなきくち女」(出典:大和物語(947‐957頃)御巫本附載)

朽女の補助注記

大和物語」の「くち女」を「くちおんな」と読むのは、同じ人物平中物語に「くちをな」と表記するのによるが、「くちめ」とよむ可能性もある。


くち‐め【朽女】

  1. 〘 名詞 〙 身をくさらせた女。年老いた女。女をののしっていう語。また、女が自分をへりくだっていう。くさりおんな。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 出典 実例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む