日本大百科全書(ニッポニカ) 「杉山愛」の意味・わかりやすい解説
杉山愛
すぎやまあい
(1975― )
プロテニス選手。7月5日、横浜市に生まれる。両親の影響で5歳からテニスをはじめる。湘南白百合(しらゆり)学園中学3年生だった1990年(平成2)に、世界スーパージュニア選手権で準優勝。翌年のウィンブルドンジュニア大会で16強入りし、15歳で日本人初のジュニア世界ランク1位となった。92年プロに転向。93年にはウィンブルドン全英選手権の予選を勝ちあがり、4大大会(全英(ウィンブルドン)、全豪、全仏、全米選手権の総称)本戦に初出場。95年全仏選手権、翌年のウィンブルドンでは16強入りを果たした。99年の全米選手権混合ダブルスでは、マヘシュ・ブパシ(インド)と組んで優勝という快挙を達成。2000年全米選手権ダブルスで4大大会2勝目。ダブルス世界ランキング1位となった。03年には全仏、ウィンブルドンでダブルス2冠に輝いた。2003年8月現在の戦績は、4大大会出場38回、ツアーシングルス4勝、ダブルス25勝。
[大下勇次]