杉浦梅潭箱館奉行日記(読み)すぎうらばいたんはこだてぶぎようにつき

日本歴史地名大系 「杉浦梅潭箱館奉行日記」の解説

杉浦梅潭箱館奉行日記
すぎうらばいたんはこだてぶぎようにつき

三冊 杉浦誠(梅潭)

成立 慶応二―四年

自筆本 杉浦家

解説 最後の箱館奉行となった杉浦兵庫頭の在任中の公務日記。原題は「日次記」で、目付時代から始まる日記の第三―五冊にあたる。長崎・横浜と並んで開港場であった箱館における奉行任務には、外国船や外国人をめぐる外国領事との応接のほかに、当時ロシアとの係争地となっていたカラフト島の問題の折衝もあった。日記にはそれらの事項が簡潔ながら正確に漏らさず記録されている。

活字本 平成三年刊

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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