…この両川沿いに低地が開ける。砥部焼として知られる製陶の町で,文禄・慶長の役のとき朝鮮から渡来した陶工が始めたという伝えがあるが,安永年間(1772‐81)五本松の上原(かんばら)に窯を開いた杉野丈助が砥部焼の祖とされる。大洲藩の保護奨励もあって発展,現在は食器,花器,茶器のほか電気碍子(がいし)の生産も多い。…
※「杉野丈助」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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