デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「杉野丈助」の解説 杉野丈助 すぎの-じょうすけ ?-? 江戸時代中期の陶工。伊予(いよ)(愛媛県)砥部(とべ)焼の祖。安永4年(1775)大洲(おおず)藩主加藤泰候(やすとき)の命で磁器製造の責任者となり,五本松村上原(かんばら)(砥部町)に開窯。試作をかさね,6年にはじめて磁器焼成に成功した。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の杉野丈助の言及 【砥部[町]】より …この両川沿いに低地が開ける。砥部焼として知られる製陶の町で,文禄・慶長の役のとき朝鮮から渡来した陶工が始めたという伝えがあるが,安永年間(1772‐81)五本松の上原(かんばら)に窯を開いた杉野丈助が砥部焼の祖とされる。大洲藩の保護奨励もあって発展,現在は食器,花器,茶器のほか電気碍子(がいし)の生産も多い。… ※「杉野丈助」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by