李公樸(読み)りこうぼく(その他表記)Lǐ Gōng pú

改訂新版 世界大百科事典 「李公樸」の意味・わかりやすい解説

李公樸 (りこうぼく)
Lǐ Gōng pú
生没年:1902-46

中国の民主的ジャーナリスト。江蘇省常熟の人。1931年の九・一八事変(満州事変)後,抗日救国運動に参加し鄒韜奮(すうとうふん)らと上海に《生活日報》を発刊,また《申報》付属の流通図書館を経営して,広く社会教育運動を推進したが,35年11月,七君子事件に連座,投獄された。釈放後は山西,重慶,武漢等で愛国運動を展開,戦後は中国民主同盟の重要幹部として平和民主運動を続けたが,46年7月,雲南省昆明で国民党特務の凶弾に倒れた。著書《華北敵後-晋察冀》(1940)等がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 菊池

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android