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村上平次郎 むらかみ へいじろう

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

村上平次郎 むらかみ-へいじろう

?-? 江戸時代中期の殖産家。
享保(きょうほう)10年(1725)長門(ながと)(山口県)萩(はぎ)藩の奨励策により,櫨(はぜ)栽培を指導。この成功により櫨蝋(ろう)は藩の重要物産となり,米・塩・和紙とともに「防長四白」と称された。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

村上平次郎

生年:生没年不詳
江戸中期,長州(萩)藩の櫨栽培の指導者。長州藩は天和1(1681)年と元禄16(1703)年に薩摩藩から琉球櫨の種を輸入して栽培を奨励したが,普及しなかった。享保10(1725)年には琉球櫨の栽培で優れた実績を持つ村上平次郎を指導者とし,再々度栽培を奨励。平次郎は櫨実の発芽,苗木の育成などを詳細に指導し栽培に成功した。これによって同藩は延享1(1744)年に櫨実の専売制を施行し,宝暦4(1754)年に生蝋2538丸を大坂へ回送して代銀847貫目を得るとともに,同9年に萩の豪商重村吉左衛門長谷川宗兵衛に晒蝋の製造と販売の独占権を与えた。平次郎の櫨栽培指導の成功によって,櫨蝋は同藩の重要な産業となり,米,塩,和紙とともに「防長四白」に数えられた。<参考文献>田中彰「長州の櫨と蝋」(『日本産業史大系』7巻),『萩市史』1巻

(小川国治)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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