束・把(読み)たば

精選版 日本国語大辞典 「束・把」の意味・読み・例文・類語

たば【束・把】

[1] 〘名〙
① いくつかの物を一まとめにしてくくったもの。たばね。たばり。そく。
浄瑠璃心中宵庚申(1722)下「外に見るめもあらめのたば」
道草(1915)〈夏目漱石〉九三「訳の分らないものが、いくら束(タバ)になったって仕様がない」
② 「たばかぜ(束風)」の略。〔随筆烹雑の記(1811)〕
[2] 〘接尾〙 たばねた物を数えるのに用いる。
※俳諧・発句題叢(1820‐23)春「一束に折るや其角が梅の花〈蕉雨〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android