精選版 日本国語大辞典 「道草」の意味・読み・例文・類語
みち‐くさ【道草】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
夏目漱石(そうせき)の長編小説。1915年(大正4)6月3日から9月10日まで、東京・大阪の『朝日新聞』に連載。同年10月、岩波書店刊。留学から帰国した健三は社交を避けて、研究の完成に心血を注ぐ。しかし、夫の手前勝手を責める妻お住のヒステリーに悩み、再会した昔の養父島田や小市民の暮らしにあえぐ兄夫婦など、恩愛と義理の絆(きずな)に縛られた心労も多い。島田とのトラブルは金銭で解決したが、世の中になにひとつかたづくもののないことを健三は知っていた。『吾輩(わがはい)は猫である』執筆前後の時期を描いた作品で、さまざまな煩労の解決を強いられた神経衰弱の日々が、執筆時の覚めた認識と合せ鏡にして回想される。愛と自己本位の葛藤(かっとう)、知識人の孤独など年来の主題が実生活を糧(かて)として検証され、日常生活の実感を彷彿(ほうふつ)する簡潔な描写が、その奥に潜む危機を暗示する傑作。
[三好行雄]
『『道草』(岩波文庫・旺文社文庫・角川文庫・講談社文庫・新潮文庫)』▽『桶谷秀昭著『夏目漱石論』(1972・河出書房新社)』
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新