束並み(読み)ツカナミ

デジタル大辞泉 「束並み」の意味・読み・例文・類語

つか‐なみ【束並み/藁藉】

わらを畳ほどの広さに編んだ敷物。わらぐみ。
「―の上によるよる旅寝して黒津の里になれにけるかな」〈夫木・三一〉

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精選版 日本国語大辞典 「束並み」の意味・読み・例文・類語

つか‐なみ【束並・藁藉】

  1. 〘 名詞 〙 山家などで用いた、藁(わら)を編んで畳ほどの広さにつくった敷物。わらぐみ。ねこがき。
    1. [初出の実例]「つかなみの上によるよる旅ねしてくろつの里になれにける哉」(出典:散木奇歌集(1128頃)雑上)

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