束並み(読み)ツカナミ

デジタル大辞泉 「束並み」の意味・読み・例文・類語

つか‐なみ【束並み/藁藉】

わらを畳ほどの広さに編んだ敷物。わらぐみ。
「―の上によるよる旅寝して黒津の里になれにけるかな」〈夫木・三一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「束並み」の意味・読み・例文・類語

つか‐なみ【束並・藁藉】

  1. 〘 名詞 〙 山家などで用いた、藁(わら)を編んで畳ほどの広さにつくった敷物。わらぐみ。ねこがき。
    1. [初出の実例]「つかなみの上によるよる旅ねしてくろつの里になれにける哉」(出典:散木奇歌集(1128頃)雑上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android