来し方行末(読み)きしかたゆくすえ

精選版 日本国語大辞典 「来し方行末」の意味・読み・例文・類語

きしかた【来し方】 行末(ゆくすえ)

  1. きしかたゆくさき
    1. [初出の実例]「きしかたゆくすゑも、またたぐひものし給ふべき人かは」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開中)
  2. きしかたゆくさき
    1. [初出の実例]「ある時にはきしかた行すゑもしらずうみにまぎれんとしき」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))

こしかた【来し方】 行末(ゆくすえ)

  1. こしかた(来方)行先(ゆくさき)
  2. こしかた(来方)行先(ゆくさき)
    1. [初出の実例]「内侍の督の弾きけんなむ風はし風の音も、かうはあらずやありけんと思ひやらるるに、こしかたゆくすゑかぎりなき心ちして」(出典:浜松中納言物語(11C中)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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