東之川山村(読み)ひがしのかわやまむら

日本歴史地名大系 「東之川山村」の解説

東之川山村
ひがしのかわやまむら

[現在地名]西条市ひがしかわ

かめもり(一八九六・五メートル)に源を発する東野ひがしの川が村の中央を東から西へ流れ、耕地集落は峡谷に沿って散在する。西五にしごやま一村(→大保木山村。村名は寛文四年(一六六四)一一月付の銀納請所願帳(工藤トモ氏蔵)のなかにみえる。

天明元年(一七八一)の新居郡東ノ川山村惣改帳(高橋家文書)によれば、庄屋一、組頭二、頭百姓七、小百姓二四、水呑三、人数一五六。天保一三年(一八四二)の「西条誌」には、無畝高六石五斗、此(木)実納銀五六〇匁三分八厘、家数六七、人数三一五、鉄砲持九とあり、「屋敷六十七軒の内、農業一種の家一軒もなく、皆杣を兼ぬ、其余産業風俗、皆西之川に同しく作れる雑穀類も亦同じ」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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