東吉流(読み)とうきちりゅう

精選版 日本国語大辞典 「東吉流」の意味・読み・例文・類語

とうきち‐りゅう‥リウ【東吉流】

  1. 〘 名詞 〙 上方歌舞伎で、名題看板などに用いられる書体一つ。南翁軒東吉の始めたものといわれ、筆法は鋭角的である。〔楽屋図会拾遺(1802)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の東吉流の言及

【看板】より

…江戸では絵看板の下絵は立作者が書き,伝統的に看板絵を担当してきた鳥居派の絵師が描いてきた。文字については江戸が勘亭流,関西は東吉流という書体を用いた。以上のような看板のほかに立体的な招き看板も享和期(1800年代初頭)に現れた。…

※「東吉流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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