日本歴史地名大系 「東宮重村」の解説 東宮重村ひがしみやしげむら 愛知県:一宮市東宮重村[現在地名]一宮市萩原(はぎわら)町東宮重(ひがしみやしげ)東西五町・南北五町で正方形に近い形の村。東は南高井(みなみたかい)村、西は西宮重村、稲葉(いなば)宿(現稲沢市)へ一里の村である。西宮重村の新開地と伝える。概高八〇八石二斗余で、田畑三五町五反余のうち三四町六反は田という水田地帯。「寛文覚書」の家数三四・人数一九七。古城跡と伝える地があり、「尾張志」は「其跡、今田圃となる。城主ハ酒井新左衛門といひ伝へたれといつの頃の人か知りかたし」とあり、「萩原町史」は、字西屋敷の神明社のある地とする。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by