東福田町・西福田町(読み)ひがしふくだちよう・にしふくだちよう

日本歴史地名大系 「東福田町・西福田町」の解説

東福田町・西福田町
ひがしふくだちよう・にしふくだちよう

[現在地名]千代田区鍛冶町かじちよう一丁目・神田西福田町かんだにしふくだちよう岩本町いわもとちよう一丁目・神田美倉町かんだみくらちようなど

明治二年(一八六九)成立した町。もとは町会所付まちがいしよつき請負地とよばれる地所で、竜閑りゆうかん町元地の北に位置し、竜閑川に沿って竜閑橋から亀井かめい町と柳原岩井やなぎはらいわい町上納地の間に架かっていた幽霊ゆうれい橋まで東西に延びていた。西は鎌倉かまくら町、東は橋本はしもと町一丁目・元岩井もといわい町。当地は江戸時代前期以来の町地であったが、享保年間(一七一六―三六)に火除明地となり、文政一二年(一八二九)に火除土手が設けられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android