日本歴史地名大系 「東開」の解説 東開ひがしびらき 福岡県:柳川市東開[現在地名]柳川市有明町(ありあけまち)宮永(みやなが)村・築籠(ついごめ)村の南、有明海側に開かれた村。山門(やまと)郡に属する。柳川藩領。江戸時代は村付されず、「東御開」と記される(「御用日記」立花家文書)。享和三年(一八〇三)の筑後国郡村仮名附帳には宮永村枝郷として東新田と記される。旧高旧領取調帳には東開とあり、高一千七一一石余。幕末から明治初年の反別は一七一町一反余(郡郷)。文政一一年(一八二八)八月の大風により、流家・倒家などの被害を受けた(「覚」伝習館文庫)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報