松尾直義(読み)マツオ ナオヨシ

20世紀日本人名事典 「松尾直義」の解説

松尾 直義
マツオ ナオヨシ

大正・昭和期の労働運動家



生年
明治33(1900)年8月6日

没年
昭和10(1935)年6月6日

出生地
京都府加佐郡舞鶴町職人町(現・舞鶴市)

学歴〔年〕
旅順第一尋常小学校卒

経歴
上京して苦学を志したが、大正7年ころから鈴木電機製作所などで金属工として働く。沖電機にいた頃総同盟東京電機工組合に参加。12年共産党に入党し、各地争議を指導。13年検挙されて懲役2カ月、執行猶予3年に処せられる。出獄後は総同盟の戦闘化につとめ、14年評議会の創立に参加。15年コミュニストグループに参加して党大会準備委員となって活躍。昭和3年の3.15事件で検挙され、懲役10年の刑に処せられたが、服役中発病し、10年仮出獄したが、間もなく死去した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松尾直義」の解説

松尾直義 まつお-なおよし

1900-1935 大正-昭和時代前期の労働運動家。
明治33年8月6日生まれ。浅川電気製作所,沖電気で金属工としてはたらき,大正11年共産党に入党,関東金属労働組合委員長などをつとめる。昭和3年三・一五事件で懲役10年の判決をうけた。病気で仮出獄中の昭和10年6月6日死去。36歳。京都出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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