日本歴史地名大系 「松森」の解説 松森まつもり 秋田県:鹿角市瀬田石村松森現鹿角市北西端、大館市との境界にある標高三八一メートルの山。年月未詳の秋田・南部境目論地ノ記録に「大館と南部御境目見分仕候、前代より御境目と此方より被仰立候処ハ境沢より横長根・大森山・赤沢山・松森札立場・袈裟懸坂・清水ケ峠迄ニ嶺続ニ而御座候」とある。袈裟掛(けさがけ)は別称現弥右エ門畑(やえもんばたけ)で現鹿角郡小坂町西端部である。慶長一四年(一六〇九)秋田藩の重臣渋江内膳が長木沢(ながきさわ)の南端赤沢(あかさわ)(現大館市)札立場を巡視したが藩境不詳で、以後しばしば争いを生じた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by