日本歴史地名大系 「松沢庄」の解説 松沢庄まつざわのしよう 千葉県:香取郡干潟町松沢村松沢庄現干潟町松沢に比定される。建久年間(一一九〇―九九)の香取神宮遷宮用途注進状(香取文書)に松沢庄とみえ、遷宮作料七〇石を負担している。現長南(ちようなん)町地引の妙覚(じひきのみようかく)寺が所蔵する応安七年(一三七四)九月二四日の田部(たべ)地蔵堂(現山田町)鰐口銘に松沢庄志高(しだか)村、応永四年(一三九七)八月日の平憲忠寄進状(観福寺文書)に松沢庄仁良(にら)郷とあり、志高村・仁良郷は現山田町域に比定され、庄域が現同町東部にわたることが知られる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by