妙覚(読み)ミョウカク

デジタル大辞泉 「妙覚」の意味・読み・例文・類語

みょう‐かく〔メウ‐〕【妙覚】

《「みょうがく」とも》仏語
真の悟り。仏の無上の悟り。
菩薩ぼさつの修行最後の位。菩薩五十二位・四十二地の最上の位。

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精選版 日本国語大辞典 「妙覚」の意味・読み・例文・類語

みょう‐かくメウ‥【妙覚】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「みょうがく」とも ) 仏語。
  2. 仏の究極のさとり。天台宗などでは、菩薩の五十二位の最後の位とする。
    1. [初出の実例]「薄地の凡夫より妙覚の極位にいたるまで」(出典:歩船鈔(1362)本)
  3. 仏の真の悟り。無上の悟り。無上の正覚仏果
    1. [初出の実例]「法界衆生、同登妙覚」(出典願文(785))
    2. 「大日釈迦等の妙覚(メウガク)究竟如来」(出典:真如観(鎌倉初))
    3. [その他の文献]〔梁簡文帝‐上・大法頌表〕

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