松淵郷(読み)まつふちごう

日本歴史地名大系 「松淵郷」の解説

松淵郷
まつふちごう

和名抄」諸本にみえる郷名。東急本に「万都布知」、高山寺本に「(末カ)豆不知」の訓がある。藤原宮跡出土木簡(「藤原宮木簡」―五九)に「紀甲郡松淵里才小列万呂」とみえ、郷名は大宝令制定直後までさかのぼる。「遠江国風土記伝」が西大淵にしおおぶち(現大須賀町西大渕)牛淵うしぶち(現菊川町牛渕)を候補地としてあげ、「掛川誌稿」は横須賀よこすかの大淵村(現大須賀町大渕・西大渕)付近とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む