松田亀太郎(読み)マツダ カメタロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「松田亀太郎」の解説

松田 亀太郎
マツダ カメタロウ


職業
能楽シテ方(喜多流)

生年月日
?

経歴
旧水戸藩の能役者。12代目喜多六平太能静に師事する。維新後の能楽界衰微期には、赤坂溜池の渡し守をするまでになったが、旧伊勢津藩主・藤堂高潔庇護を受け、舞台に復帰する。幼い家元千代造(後の14代目喜多六平太能心)へ芸の手ほどきをして、師から伝授された「関寺小町」「鷺」などを教える。故実・習事に詳しく、分家の喜多文十郎とともに流儀再興に尽力した。

没年月日
明治21年 (1888年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android