松留遺跡(読み)まつどめいせき

日本歴史地名大系 「松留遺跡」の解説

松留遺跡
まつどめいせき

[現在地名]山形市上宝沢

馬見まみさき川上流の河岸段丘に立地。縄文時代晩期から弥生時代を中心とするA遺跡と、やや離れて縄文時代中期後期・晩期を主体とするB遺跡とがある。A遺跡からは弥生時代前・中期に属する壺・甕・浅鉢・高坏・蓋など一〇点余がほぼ同一地点から出土した。これらの土器の文様構図は縄文時代晩期最終末の変形工字文をそのまま残しているものがあるが、多くは太い沈線でかかれた広い文様帯に磨消縄文等の手法が用いられ、山形盆地南半の当該期の土器の特質を表している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 ヶ崎

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む