板中新田(読み)いたなかしんでん

日本歴史地名大系 「板中新田」の解説

板中新田
いたなかしんでん

[現在地名]山武町板中新田

実門さねかど村の南東に位置する代官見立新田。板川いたがわ村と中津田なかつた村が開発した。享保八年(一七二三)前年の両村の開発願に基づき幕府より高野たかの牧の一部公馬野こうばの谷六町歩の開発が命じられた(伊藤家文書)。開発は同一二年から本格化し、同一六年代官による検地が行われた。明和二年(一七六五)の高反別書上帳(鈴木家文書)では板川村分二八町七反余(うち林畑二七町五反余)・五七石余、中津田村分五一町四反余(うち林畑四五町六反余)・一〇五石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android