板琴(読み)いたこと

精選版 日本国語大辞典 「板琴」の意味・読み・例文・類語

いた‐こと【板琴】

〘名〙
日本独特の弦楽器一つ幕末に発明された一弦琴で、一枚の板と一本の弦で作られる。須磨琴
② 板に絵模様を描き五弦を張って箏の琴に似せて作った玩具。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の板琴の言及

【一弦琴】より

…一絃琴とも書く。板琴(はんきん),須磨琴(すまごと),一つ緒(ひとつお),独弦琴などともいう。1弦の楽器は原始的な構造の楽弓(ミュージカル・ボー)から,共鳴装置を有するものまで広く世界に分布する。…

※「板琴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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