林松寺(読み)りんしようじ

日本歴史地名大系 「林松寺」の解説

林松寺
りんしようじ

[現在地名]西尾市室町 上屋敷

むろ城跡がある城山しろやまの麓に位置する。古城山来迎院と号し、浄土宗西山深草派。本尊阿弥陀如来。文明元年(一四六九)創立という。天台寺院として室から一里はなれた長篠ながしの山にあった。永正年中(一五〇四―二一)室の城主富永祐玉の帰依を得て、その持仏薬師如来を納めて堂宇建立、供養料二石二斗余を寄進、のち深篠山ふかしのやま市場いちばを経て現在地に移転。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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