林藪(読み)リンソウ

デジタル大辞泉 「林藪」の意味・読み・例文・類語

りん‐そう【林×藪】

草木の茂ったところ。
草深い田舎。
物事の多く集まるところ。

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精選版 日本国語大辞典 「林藪」の意味・読み・例文・類語

りん‐そう【林藪】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 林とやぶ。低木のしげみと林。藪林(そうりん)
    1. [初出の実例]「但解。持鉢錫以行乞。吟林藪而住観」(出典:性霊集‐四(835頃)勅賜世説屏風書了献表)
  3. 草深い田舎。
    1. [初出の実例]「人生為楽在心閑、不論林藪与塵寰」(出典:柳湾漁唱‐二集(1831)題金氏呑山楼)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐儒林伝序〕
  4. 物事が多く集合している所をたとえていう語。淵藪(えんそう)。〔班固‐典引〕

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