果たし遂ぐ(読み)はたしとぐ

精選版 日本国語大辞典 「果たし遂ぐ」の意味・読み・例文・類語

はたし‐と・ぐ【果遂】

  1. 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙 最後まで十分にする。しとげる。完遂する。
    1. [初出の実例]「遠く関山を隔つるか為に果遂(ハタシトクル)こと能はず」(出典:大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点(1099)九)
    2. 「真俗につけて、必ず果し遂んと思はん事は、機嫌をいふべからず」(出典:徒然草(1331頃)一五五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む