柏熊村(読み)かしわくまむら

日本歴史地名大系 「柏熊村」の解説

柏熊村
かしわくまむら

[現在地名]鉾田町柏熊

鹿島灘沿岸の台地上にあり、西は安房あんぼう村。天福二年(一二三四)一〇月二一日の烟田秀幹譲状(烟田文書)に「烟田安傍堺北限堀柏熊沢大海庄司塚、南下立、西限向類河流内海限」とあり、鎌倉初期には烟田かまた村の一集落としてあった。天正一九年(一五九一)佐竹氏の一族東義久の知行地となり、文禄四年(一五九五)の中務大輔当知行目録(秋田県立図書館蔵)に「二百八十石二斗七升 かしハくま」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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