安房(読み)アワ

デジタル大辞泉 「安房」の意味・読み・例文・類語

あわ〔あは〕【安房】

旧国名の一。養老2年(718)上総かずさ国から分国。現在の千葉県南部を占める。房州ぼうしゅう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「安房」の意味・読み・例文・類語

あわあは【安房】

  1. [ 一 ] 東海道一五か国の一つ。養老二年(七一八上総(かずさ)から分かれ、安房・平群・長狭・朝夷の四郡をもって一国となる。室町時代以後、斯波(しば)結城里見などの諸氏が支配し、近世には勝山館山等五藩に分かれる。廃藩置県後は四県に分かれ、木更津県を経て明治六年(一八七三)千葉県の一部となった。房州
  2. [ 二 ] 千葉県南端の郡。明治三〇年(一八九七)平(へい)・長狭・朝夷の三郡を合併し、旧安房国全域を占める郡となった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android