柱餅(読み)ハシラモチ

デジタル大辞泉 「柱餅」の意味・読み・例文・類語

はしら‐もち【柱餅】

長崎地方で、暮れの餅つきのときに、最後の一うすの餅を家の柱に打ちつけておき、正月15日、左義長さぎちょうの火にあぶって食べる風習

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精選版 日本国語大辞典 「柱餅」の意味・読み・例文・類語

はしら‐もち【柱餠】

  1. 〘 名詞 〙 年の暮れの餠つきで、最後の一臼の餠を家の大黒柱へ巻きつけておき、正月一五日の左義長(さぎちょう)の火にあぶって食うというもと肥前国長崎地方の風習。《 季語・冬 》
    1. 柱餠〈世間胸算用〉
      柱餠〈世間胸算用〉
    2. [初出の実例]「福わかし菜にこそたてれ柱餅〈松葉子〉」(出典:俳諧・遠近集(1666)一)

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