柳に風(読み)ヤナギニカゼ

デジタル大辞泉 「柳に風」の意味・読み・例文・類語

やなぎかぜ

柳が風になびくように、逆らわずに穏やかにあしらうこと。「柳に風と受け流す」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「柳に風」の意味・読み・例文・類語

やなぎ【柳】 に 風(かぜ)

  1. 柳が風に従ってなびくように、少しも逆らわないこと。また、巧みに受けながすこと。
    1. [初出の実例]「いつ見ても柳に風の夫婦中」(出典:雑俳・如露評万句合‐宝暦九(1759))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「柳に風」の解説

柳に風

柳が風に従ってなびくように、逆らわないこと。また、逆らわずにうまく受け流すこと。

[使用例] 人生のコツは、柳に風、ノレンに腕押し、いうことばがあるみたいに、降参したと見せかけてねちねちと生きることですわ[小田実*羽なければ|1975]

英語〕A soft answer turneth away wrath.(穏やかな答えは怒りをなだめる)

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android