柳の鬘(読み)ヤナギノカズラ

デジタル大辞泉 「柳の鬘」の意味・読み・例文・類語

やなぎ‐の‐かずら〔‐かづら〕【柳の×鬘】

柳の若枝で作った髪飾り。3月の節句に用いた。やなぎかつら。
「鮮やかなるきぬに、―つけなどして」〈たまきはる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「柳の鬘」の意味・読み・例文・類語

やなぎ【柳】 の 鬘(かずら)

  1. 柳の若枝で作った鬘。葉のついた柳の枝を髪の飾りとしたもの。昔、三月節供に用いた。やなぎかつら。《 季語・春 》
    1. 柳の鬘〈有磯海〉
      柳の鬘〈有磯海〉
    2. [初出の実例]「三月三日、〈略〉あざやかなるきぬに、やなぎのかつらつけなどして」(出典:たまきはる(1219))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android