柳営秘鑑(読み)りゅうえいひかん

改訂新版 世界大百科事典 「柳営秘鑑」の意味・わかりやすい解説

柳営秘鑑 (りゅうえいひかん)

江戸幕府の年中儀礼,格式,旧例,故事,諸士勤務の法規等を記した書物。幕臣菊池弥門の編。10巻。1743年(寛保3)成立。のちに《後編柳営秘鑑》12巻,《拾遺柳営秘鑑》5巻,《柳営秘鑑脱漏》12巻,《温知柳営秘鑑》12巻,《残集柳営秘鑑》10巻,《新益柳営秘鑑》10巻が続撰されている。昌平坂学問所旧蔵本(内閣文庫所蔵)の影印版(《内閣文庫所蔵史籍叢刊》所収)がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android