柳水流村(読み)やなぎづるむら

日本歴史地名大系 「柳水流村」の解説

柳水流村
やなぎづるむら

[現在地名]えびの市柳水流

うら村の西、南西流する川内せんだい川の河岸段丘南側にあたる。元亀二年(一五七一)三月の鷹牟礼紀伊守宛有川貞序・川上忠智連署坪付(高牟礼文書)に、真幸まさき馬関田まんがた庄内として「柳つる名」の一反がみえ、これは「瀬戸口先 新原」にあった。江戸時代には馬関田郷に属した。寛文四年(一六六四)の諸県郡村高辻帳に柳水流村とみえ、表高三二四石余。「三州御治世要覧」では内高五六五石余。旧高旧領取調帳では高六七三石余。「日向地誌」によれば田三九町五反余・畑一二町六反余・宅地五町四反余・不定田六反余・不定畑二反余・切換畑七反余・荒田一反余・荒畑二畝余・山林六反余・芝地四反余・藪四町二反余、ほかに官有地として山林六反余・藪七町六反余・芝地一一町三反余がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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