栂村(読み)とがむら

日本歴史地名大系 「栂村」の解説

栂村
とがむら

[現在地名]堺市栂・原山台はらやまだい一丁・同三―五丁・庭代台にわしろだい一―四丁・御池台みいけだい一―三丁

石津いしづ川の上流にあり、豊田とよだ村の南にあたる。大鳥郡に属する。中世若松わかまつ庄に含まれた。中村結鎮御頭次第(奥野健一家文書)の応永七年(一四〇〇)に「トカ左近次郎」、宝徳三年(一四五一)に「トカノ左近五郎庄司子」などがみえる。嘉吉元年(一四四一)四月一五日の良秀所持品配分状(法道寺文書)に「白小袖一トカノ庵」とあり、天文二〇年(一五五一)七月二五日の成願寺鎮守造営棟札銘写(桜井神社文書)に「トカ三庄五郎」の名がみえる。慶長一〇年(一六〇五)和泉国絵図に「とかい村」とみえ高一六〇石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android