栃山稲泉新村(読み)とちやまいないずみしんむら

日本歴史地名大系 「栃山稲泉新村」の解説

栃山稲泉新村
とちやまいないずみしんむら

[現在地名]滑川市稲泉新いないずみしん早月稲泉はやつきいないずみ

早月川が形成した新扇状地の扇央部に位置し、西は稲泉村、南は宮窪みやくぼ村。寛文一〇年(一六七〇)の村御印によると草高七三石、免二ツ五歩、明暦二年(一六五六)の新田高一石(三箇国高物成帳)。所属組は上島かみじま村と同じ。享保一八年(一七三三)の新川郡村廻帳(川合家文書)では村肝煎は次郎右衛門、家数一三(百姓一〇・頭振三)。文化一〇年(一八一三)の早月川懸諸用水水高相改申帳(近堂家文書)には二筋の稲泉新村の用水系統が記され、鋤川すけがわ用水の三三石余は現在の稲泉新、中村なかむら用水の三四石余は現在の早月稲泉にあたると考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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