栄螺ヶ岳(読み)さざえがだけ

日本歴史地名大系 「栄螺ヶ岳」の解説

栄螺ヶ岳
さざえがだけ

いろはまの西にそびえ、南方西方さいほうヶ岳とともに敦賀半島脊梁をなし、標高六八五・五メートル。明治一四年(一八八一)の浦底浦地誌取調帳(浦底区有文書)に「高サ海面ヲ抜クコト凡六百四十八丈、周廻本浦(浦底)ニ係ル弐里十町余、本浦ノ西南ニアリ、嶺上ヨリ三分シ東北ハ本浦ニ属シ、西ハ若狭国三方郡ニ属シ、南ハ本郡色浜浦ヨリ以南数村ニ属ス、絶頂ハ岩石屹立雲際ニ聳ユ、山脈南ニ延長シテ本郡原村ニ到ル、一ハ西流若狭国三方郡ニ跨リ、又一ハ北ニ走リ本郡立石浦ニ終ル、雑木小柴欝生ス、登路一条本浦ヨリ左折シ、字小市谷ヨリ上ル、高サ三拾五町迂廻シテ遠シ、渓水数条東北ニ流ルヽモノハ、皆ナ本浦ノ耕田ノ用水ニ供ス」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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