色浜浦(読み)いろがはまうら

日本歴史地名大系 「色浜浦」の解説

色浜浦
いろがはまうら

[現在地名]敦賀市色ヶ浜

西にし浦一〇ヵ浦の一で手浦たのうらの北にあり、東は敦賀湾、西は西方さいほうヶ岳を仰ぐ。「種の浜」とも書く。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図は村形と村名を記すが、村高は北隣の浦底うらそこ浦にあたる村名無記入の村形に両浦合計九三・三二石が記される。これは両浦の出入作(越石)が激しく、村切が簡単にはできなかったからであろう。

慶長三年の検地帳奥書(色ヶ浜区有文書)に本文はないが、浦底浦の慶長三年浦底浦御検地帳(浦底区有文書)の村高五一・五四石からみて、四四・八六石と思われる。正保郷帳も同高で、田方が大部分の四三石余で畑方は一石余である。享保一二年(一七二七)敦賀郷方覚書では本島手銀七・五匁、新島手銀一五〇目、新山手銀七六・三六匁、塩高七七・二一七俵、威鉄砲一挺四匁玉、家数一七、うち高持九・無高六・寺二、人口一一四で、塩竈屋と舟数が脱落している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む