栗原鑑司(読み)クリハラ カンシ

20世紀日本人名事典 「栗原鑑司」の解説

栗原 鑑司
クリハラ カンシ

大正・昭和期の応用化学者 明治専門学校教授



生年
明治12(1879)年2月15日

没年
昭和9(1934)年8月26日

出生地
佐賀県唐津

学歴〔年〕
東京帝大工科大学応用化学科〔明治38年〕卒

学位〔年〕
工学博士〔大正11年〕

経歴
明治38年東京帝大工科大学を卒業して、のち母校の助教授となり、43年欧米に留学し燃料工業を研究。45年帰国して明治専門学校(現・九州工業大学)教授となる。大正13年燃料工業視察のため再び欧米に出張した。その後、海軍省嘱託として燃料問題の研究に従事し、また満鉄オイルシェール工業の成立に尽くした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学位 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「栗原鑑司」の解説

栗原鑑司 くりはら-かんし

1879-1934 大正-昭和時代前期の応用化学者。
明治12年2月15日生まれ。43年欧米に留学し,燃料工業を研究。45年明治専門学校(現九州工大)教授。海軍省嘱託として燃料の研究に従事し,また満鉄オイルシェール工業の成立につくした。昭和9年8月26日死去。56歳。佐賀県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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