ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「核砲弾」の意味・わかりやすい解説 核砲弾かくほうだんnuclear projectile 原子砲弾ともいう。従来の火薬の化学反応による爆発エネルギーに代わり,原子の核分裂エネルギーを取り出して大きな破壊力を得ようとするものである。材料としては,ウラン 235やプルトニウム 239が使われる。 155mm以上の砲 (ロシアは 152mm) ならどれでも発射することができる。戦術核または戦域核といわれるものの威力は,一般に TNT2kt級といわれている (アメリカの場合 155mm榴弾砲では 1kt,203mm榴弾砲では 0.1,0.5,1,2,10ktの核砲弾を発射できる) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by