威力(読み)イリョク

デジタル大辞泉 「威力」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「威力」の意味・読み・例文・類語

い‐りょくヰ‥【威力】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 他を押えつけ服従させる有形、無形の勢い、力。いりき。
    1. [初出の実例]「政府の法令を拒むものは威力を以て之を圧伏すべし」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉初)
    2. 「威力を用い人の業務を妨害したる者」(出典:刑法(明治四〇年)(1907)二三四条)
  3. いりょく(偉力)

い‐りきヰ‥【威力】

  1. 〘 名詞 〙 他を押えつけ服従させる、強い力や勢い。特に、神仏の力。いりょく。
    1. [初出の実例]「誠に知る、観音の威力、思議し難きことを」(出典:日本霊異記(810‐824)上)
    2. 「かみのいりきにせめられ、五たいもぢゆうにはたらかねば」(出典:浄瑠璃・日本王代記(1674)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「威力」の読み・字形・画数・意味

【威力】い(ゐ)りよく

人を伏する勢い。〔新語至徳〕皆輕しく師を用ひて、威力を(たっと)び、以て斯(ここ)に至る。

字通「威」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android