根々崎遺跡(読み)ねねざきいせき

日本歴史地名大系 「根々崎遺跡」の解説

根々崎遺跡
ねねざきいせき

[現在地名]窪川町根々崎

四万十しまんと川左岸、根々崎集落の南方約七〇〇メートルの丘陵裾にある弥生時代の銅矛出土地。標高約二二〇メートル。遺跡の発見は古く、明暦三年(一六五七)こう西さい村の新田開発のため根々崎村かねふちまで井溝を掘ったところ、五本の銅矛が一括して発見されたという(南路志)。伴出品・出土状況は不明。五本とも広鋒銅矛で、うち四本は中広形銅矛II式、一本は広形銅矛I式。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android