根宇野村
みよのむら
[現在地名]神崎町根宇野
山田村の北東、越知川の下流域にある。神東郡に属した。笠形山(九三九・四メートル)北麓の谷間に位置したため、もと山根と称していたが、のち根宇野と山田となったという。また東方の妙谷入口の原野を開いたため妙野と称し、のち根宇野に改められたとする伝承も残る(神崎郡誌)。正保郷帳に女野村とみえ、田方一七〇石余・畑方五二石余、「柴山有・はへ少有」と注記される。寛文四年(一六六四)の池田政直知行目録写(池田家文庫)に根宇野村とあり、元禄郷帳には「古ハ女野村」と注記される。領主の変遷は粟賀村と同じ。天保郷帳では高二六六石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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