桂宮院(読み)ケイキュウイン

デジタル大辞泉 「桂宮院」の意味・読み・例文・類語

けいきゅう‐いん〔‐ヰン〕【桂宮院】

京都市右京区にある広隆寺の奥の院。単層檜皮葺ひわだぶきの八角円堂本堂鎌倉時代建築国宝。けいぐういん。

けいぐう‐いん〔‐ヰン〕【桂宮院】

けいきゅういん(桂宮院)

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精選版 日本国語大辞典 「桂宮院」の意味・読み・例文・類語

けいきゅう‐いん‥ヰン【桂宮院】

  1. 京都広隆寺の奥の院。単層、檜皮葺(ひわだぶき)の和様宮殿風八角円堂。聖徳太子の楓野別宮のあった所と伝えられ聖徳太子半跏像を安置する。鎌倉時代中期の建築で、国宝。

けいぐう‐いん‥ヰン【桂宮院】

  1. けいきゅういん(桂宮院)

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世界大百科事典(旧版)内の桂宮院の言及

【広隆寺】より

…また,太子を神格化する聖徳太子信仰は,とくに鎌倉時代から高まり,当寺はその中心寺院の一つとなって寺運を一時もりかえした。太子像を安置した上宮王院(しようくうおういん)(太子堂)や桂宮院(けいくういん)の八角円堂が太子信仰の中心となり,当寺にちなむ種々の太子の伝承が生まれ,また足利将軍家歴代の保護も続いた。なお,有名な〈太秦の牛祭〉は,当寺の伽藍神である大酒(おおさけ)神社の祭礼で,毎年10月12日の夜に境内で行われる。…

※「桂宮院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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