桐山峠村(読み)きりやまとうげむら

日本歴史地名大系 「桐山峠村」の解説

桐山峠村
きりやまとうげむら

[現在地名]八尾町桐山

野積のづみ川下流右岸、桐山山頂にある。元禄一一年(一六九八)の古田新田高村付改帳(前田家文書)に元禄期に開かれた新田村として「野積谷之内 切山峠村」とみえ、銀納所であった。八尾町と南部山間の村々を結ぶ要地として茶店などが置かれ、賑わった。本来二村であったともみられ、峠村は八尾西新にししん町に属し、これと別に桐山の南東中腹に桐山村があったとされる。慶応元年(一八六五)桐山村内に紙会所が設けられ、村民高熊たかくま村へ転居を願出ている(「御用留」内山家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android