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御用留 ごようどめ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

御用留
ごようどめ

江戸時代,幕府,諸藩の役所や町村の役人の手元で記録された公用の文書控え簿をいう。長年にわたって記録されたものが,藩庁記録や村方 (むらかた) 文書のなかに残存しており,行政制度の変化や生活環境の実態を知る史料とされる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

御用留

江戸から明治期に代官所などから下された命令や通達、村から出された訴状や願い書を、村の運営を担っていた名主や庄屋が書き写し、村政の参考にした資料。盗賊の人相をつづった手配書などもあった。命令や通達は代官所が簡潔な文言で高札に掲示し、村人に知らせた。下石原村では、村のほぼ中央に問屋と並んで高札場があったという。

(2008-07-29 朝日新聞 朝刊 むさしの 1地方)

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世界大百科事典内の御用留の言及

【廻状(回状)】より

…多くの場合,一般的法規制にかかわる文書が触書と呼ばれたのに対し,廻状は年貢,夫役の徴収命令や臨時の通達などを主としたが,触書もふつうは廻状形式をとって伝達されるのであり,古文書学上の区別は難しい。廻状を回す村は,十数ヵ村が一組となっており,各村では廻状を受け取ると,名主がその内容を〈御用留〉〈御廻状写帳〉などに写し取り,廻状に時刻を書き込んで次の村に回した。そして最後の村(留村)から差出者に返す定めであった。…

【村方文書】より

…明細帳は現代の市・町・村勢要覧にあたる。 以上のほか,領主からの触書(ふれがき),廻状類の写し(御用留(ごようどめ)類),村方からの各種の訴状の控えや案文(あんもん)など村方文書の種類はきわめて多様である。これらの公文書によってその村の骨格を知り,さらに農業日記,営業帳簿,香典帳などの各種の私文書による考察を併せて進めれば,村の歴史的状況を広範かつ確実に知ることができる。…

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