日本歴史地名大系 「桐洞村」の解説 桐洞村きりほらむら 岐阜県:益田郡金山町桐洞村[現在地名]金山町菅田桐洞(すがたきりほら)東流する菅田川流域にあり、西は篠洞(ささほら)村。飛騨街道から上有知(こうずち)(現美濃市)へ向かう道が通る。美濃国武儀(むぎ)郡に属する。かつては切原(きりはら)・桐原などと称され、延宝年中(一六七三―八一)に桐洞と改められたという(濃陽志略)。康正二年(一四五六)の「造内裏段銭并国役引付」に「濃州沓部桐原」とみえ、段銭一貫三〇〇文が六月二日に進士石見守から納められている。戦国末期と推定される年未詳一二月一一日付の斎藤范可充行状(斎藤文書)では桑原右近衛門尉に桐原が宛行われており、同時期と思われるかち田年貢銭目録(同文書)によれば年貢銭は七〇貫文であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by