桑実・桑椹(読み)くわのみ

精選版 日本国語大辞典 「桑実・桑椹」の意味・読み・例文・類語

くわ‐の‐み くは‥【桑実・桑椹】

〘名〙 桑の果実楕円形小指の頭ほどの大きさ。こまかい粒の集合しているさまは苺(いちご)に似る。六月頃熟し黒紫色となる。多肉多汁で甘味があり食用となる。また、桑酒に用いる。くわいちご。《季・夏》
※東大寺諷誦文平安初期点(830頃)「菜順は桑子(クハのみ)を採りて母に供へたり」 〔本草和名(918頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android